玉川通信 レポートB判定
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科目コード07806「道徳教育の理論と方法」第2分冊
課題(1)
学校における道徳教育は、「学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育」と、特設された「道徳の時間」における道徳教育の二重構造をなしている。道徳教育は、道徳の時間を「要」として、各教科、外国語活動、総合的な学習の時間及び特別活動のそれぞれの特質に応じて行い、教育活動全体を通じて適切に行われる必要がある。道徳の時間は、諸教育活動の道徳教育と密接な関連を図りながら、計画的、発展的な指導によって、補充、深化、統合し、道徳的価値の自覚と自己の生き方について考えを深め、道徳的実践力を育成するものである。
「学校生活全体を通して行う道徳教育」について、道徳的実践の指導の場として密接に関係している特別活動との関係性をみてみる。例えば、学校行事として文化祭を行う際に生徒は、集団の中で意見を発したり、自分から行動を起こしたりする自主性や、仲間と協力する連帯感や協調性を学ぶ場となる。これは、道徳的実践の場として重要なものである。特別活動と道徳教育との関係は、特別活動の自発的、自主的、実践的な活動が、道徳の時間に生きた教材として生かされ、それ...