玉川通信 レポートB判定
参考程度にお使い下さい。
科目コード08811(教科)国語 第2分冊
《日本語における主語をどう捉えるか》
日本語において、主語を考える前に文について少し触れる。文は、文の成分が構成して成り立っており、文の成分は、語が構成要素である。文の成分が、文中で成分相互の間で果たす役割を職能という。成分は職能によって、主語・述語・連体修飾語・連用修飾語・接続語・(並立語)等と呼ばれるのが一般的である。
国語辞典によると、主語とは、文中の動作・状態などの主体を表す語。「何がどうする」「何がどうである」などの「何」に当たる語。述語は、文の成分の一つ。主語について、その動作・状態・作用などを述べる語であると示されている。述語とは、「係ってくる種々の成文を受け止めて、その文の主体の動作・作用や性質・状態・関係などを叙述し・説明し、文を成立させる成分」であり、主語はその文の主体となるが、日本語では、主語のない文も少なくない。
「昨夜は、あまりにも疲れていたので食事を取るとすぐ寝ました。」
「明日からまた会社、10時に得意先で打ち合わせだ。」
これらの例文に、主語を入れると逆にわかりづらくなり、不自然に感じられる。主語を...