社会福祉士養成通信課程レポート課題です。
科目名「更生保護制度」
学習のポイント
①相談援助活動において必要となる更生保護制度について理解する。
②刑事司法、少年司法分野の他機関等の連携の在り方について理解を深める。
<参考文献>
・社会福祉士養成講座編集委員会編『新・社会福祉士養成講座 第20巻 更生保護制度』中央法規、2014年
※全文そのまま使用するのはおやめ下さい。
更生保護は、犯罪をした者及び非行のある少年に対し、社会の中で適切に働きかけることにより、その再犯を防ぎ、非行をなくし、彼らが自立し立ち直ることを助けることで、社会を保護し、個人と公共の福祉を増進することを目的とする。その内容は、仮釈放等、保護観察、生活環境の調整、更生緊急保護、犯罪被害者等にかかわる制度、恩赦、犯罪予防と多岐に渡る。
更生保護の歴史的展開として、戦後の新憲法の制定に伴い、1949年の犯罪者予防更生法、翌年の更生緊急保護法、保護司法、1954年の執行猶予者保護観察法等の法整備が図られ、1952年には保護観察所など更生保護行政に関する各機関が設置された。その後の制度改革としては...