大都市でのゼロエミッションの可能性

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    大都市でのゼロエミッションの可能性
    現在、ゼロエミッション構想を基軸としたエコタウン制度が全国19の自治体で実施され、平成15年10月に東京のエコタウン事業も承認された。このように、全国さまざまな場所でゼロエミッションに取り組んでいる。しかし、大都市での完全なゼロエミッションは行われておらず、実現は難しいと思われている。ここでは、宮崎県の綾町と鹿児島県の屋久島の例からゼロエミッションを大都市で行う場合の問題点を考え、その可能性について考えたい。
    まず、宮崎県の綾町でのゼロエミッションは次のようなことに取り組んでいる。綾町では、生ゴミ収集トラックが、木曜日と日曜日を除く毎日で朝と昼の2回、町内約60%の家庭を回り、この一日3tの生ゴミを肥料化して10キロ袋詰めで100円、バラ売り1tを3,000円で町民に販売している。また、残り40%の家庭には家庭用コンポストで畑に帰している。このようにして、ゴミは90%その地域で処理していて町の中に焼却場がない。
    次に、鹿児島県の屋久島ではゼロエミッションの計画の一つとしてクリーンエネルギーの追求に取り組んでいる。現在、降水量の多い屋久島では、電気の8...

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