日大通信 哲学概論Ⅱ 合格

閲覧数1,832
ダウンロード数18
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    哲学概論Ⅱ

    ポイント

    ハイデッガーにおける「時間」と「存在」の意味を把握すること。

    ハイデッガーは人間存在の理解(解釈)を基礎とする存在論を唱える。

    キーワード

    生の哲学、時間、現存在、ディルタイ

    ハイデッガーの「現存在」の特質を説明するにあたり、まず初めにディルタイの「生の哲学」の説明から入る。というのは、ディルタイの主張する生の「時間性(歴史性)」がハイデッガーの哲学に受け継がれていったためである。ディルタイ以前の哲学者は、人間を捉える際に、神、すなわちキリスト教を媒介にしたり、ルネサンス以後は、神ではなく、知識(論理)を通したりして捉えていた。一方で、ディルタイの「生の哲学」は、これらのような捉え方とは異なり、人間を人間として直接に把握するという捉え方であった。ディルタイは、人間の存在は歴史を通じて把握され、生そのものの歴史から生を追体験することで、人間が人間を把握することができると説いたのである。

    ハイデッガーは「人間とは何か」という問いへのディルタイの姿勢を引き継ぎ、彼自身の「現存在」という概念を生みだしたのである。

    ハイデッガーがまず問題にしたのは、「存在と...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。