明星大学通信教育課程の合格レポートです。課題レポート作成資料や試験対策としてご活用ください。
【課題】
今日の保育ニーズの多様化の背景について述べ、それぞれの保育ニーズを受け止める際の保育者のあり方について論じなさい。
※参考文献
「教育演習図書 保育原理」村山貞雄・岡田正章著 発行/学文社(1998年)
「現代保育学入門 子どもの発達と保育の原理を理解するために」諏訪きぬ著 発行/フレーベル館(2001年)
「21世紀へ向けての保育の創造」柴崎正行・諏訪きぬ著 発行/フレーベル館(1999年)
保育学 幼児教育学 4単位目
今日の保育ニーズの多様化の背景について述べ、それぞれの保育ニーズを受け止める際の保育者のあり方について論じなさい。
今日の保育ニーズの多様化を考えるとき、その背景には、子どもをもつ親、特に女性の仕事の内容や時間的なものが変化してきたことに伴う様々な要因がある。女性の職業選択の拡大とともに、女性の家事に対する考え方や職業観が変化し、就職形態の多様化に伴う低年齢児保育や夜間保育・延長型保育などに対しての需要が増大してきたのである。男女雇用機会均等法の制定や育児休業法の実施、男女共同参画社会に向けた様々な取り組み等により、結婚・出産後も仕事を続ける女性が増加しているが、こうした母親の育児と仕事の両立の身体的・心理的・経済的・環境的負担を軽減するためには、保育の社会的サポートが不可欠なのである。こうした事態を受けて、行政は「エンゼルプラン」と呼ばれる今後の我が国の子育て支援のための施策を打ち出し、幼稚園・保育園は未来へ向けて新しい保育を創造・展開しつつある。
まず、これまで不充分であった低年齢児保育をめぐっては、産休明けからの乳児保育に対する要求の高まりの中、...