明星大学通信教育課程の合格レポートです。課題レポート作成資料や試験対策としてご活用ください。
【課題】
幼稚園と保育所(3歳以上児)の保育内容の関連性について述べ、それらの領域と小学校における教科の編成のあり方について比較考察しなさい。
※参考文献
「教育演習図書 保育原理」村山貞雄・岡田正章著 発行/学文社(1998年)
「現代保育学入門 子どもの発達と保育の原理を理解するために」諏訪きぬ著 発行/フレーベル館(2001年)
「21世紀へ向けての保育の創造」柴崎正行・諏訪きぬ著 発行/フレーベル館(1999年)
保育学 幼児教育学 3単位目
幼稚園と保育所(3歳以上児)の保育内容の関連性について述べ、それらの領域と小学校における教科の編成のあり方について比較考察しなさい。
幼稚園と保育所の保育内容は時代の流れと共に、種々の変化を遂げてきた。今日、幼稚園現場に対して示されている幼稚園教育要領は、「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」の5領域となっている。1956年に幼稚園教育要領が作成された時に用いられた「健康」「社会」「自然」「言語」「絵画制作」「音楽リズム」という6領域は、小学校の教科をイメージさせ、保育者主導の一斉保育による教え込み保育を助長してきたとの理由から、1989年の改定時に大幅に手直しをされたのであった。その一方、保育所は1965年の保育所保育指針から4歳児以上の保育の内容には、「健康」「社会」「自然」「言語」「造形」「音楽」という6領域を導入していたが、徐々に幼稚園3歳児就園が浸透していく中で幼稚園教育要領が5領域に変更されたのを受けて、1990年の改訂時には、就学前の幼児教育のギャップをなくすべく3歳児以上の保育所保育指針も幼稚園教育要領と全く同じ5領域を採用するよう...