明星大学通信教育課程の合格レポートです。課題レポート作成資料や試験対策としてご活用ください。
わが国の乳幼児のおかれている社会的家庭的状況について考察し、今日における保育施設の必要性について論じなさい。
※参考文献
「教育演習図書 保育原理」村山貞雄・岡田正章著 発行/学文社(1998年)
「現代保育学入門 子どもの発達と保育の原理を理解するために」諏訪きぬ著 発行/フレーベル館(2001年)
「21世紀へ向けての保育の創造」柴崎正行・諏訪きぬ著 発行/フレーベル館(1999年)
保育学 幼児教育学 1単位目
わが国の乳幼児のおかれている社会的家庭的状況について考察し、今日における保育施設の必要性について論じなさい。
戦後の日本の高度経済成長とともに、教育、福祉、経済など我々を取り巻く社会状況は大きく変化してきた。こうした現代社会の急激な変化の中で家庭環境も変わり、「育つ可能性を内在させている」乳幼児が成長発達していくために不可欠である人的・物的により良い環境を家庭の中だけで与えてやることが困難となってきたのである。そのため、乳幼児のおかれるべき保育の場は家庭から社会へと移行し、今日では幼稚園や保育所といった保育施設がそうした役目を担っているのである。事実、私も4歳から就学前の6歳までの間、日中の午前9時30分から午後2時までは幼稚園で過ごしていたが、近所には2歳の時から、お母さんが出勤する早朝から夕方に仕事を終えて迎えにくるまでの間を保育園で過ごす子もいたのである。そして、現在ではこうした保育施設へのニーズは更にエスカレートし、行政も「エンゼルプラン」と呼ばれる今後の我が国の子育て支援のための施策を推進している中、幼稚園は満3歳児随時入園や夕方までの預かり保...