明星大学、法学2(日本国憲法)2単位目の合格レポートです。
端的で読みやすいと思うので是非参考にしてみてください♪
明星大学合格レポート
WB1020法学2(日本国憲法) 2単位目
1.議院内閣制の特色
権力分立国家における行政府の形態として一般的に広く用いられているのは内閣制である。この中でも、君主制のもとで内閣が議会と無関係に存立し、議会に対しては責任を負わず君主の信任によってその進退を決するといった形態を超然内閣制という。これに対し、内閣の存在を議会の信任に依存させる形態を議院内閣制という。
議院内閣制は、国王の権力の衰退と議会の勢力の拡大の過程の中で内閣が議会と連帯関係をもつにいたり、国民を代表する議会に内閣の命運をかけるようになった民主的制度である。これは多くの国々に採用され現在にいたっている。議院内閣制を採用している日本では、衆議院は内閣に対して不信任決議を行うことが認められ、また内閣は衆議院を解散することができる、と規定されている。
この制度の一般的特徴としては、内閣は議会の意思によって形成される、閣僚は議会に議席を有する、議会は内閣に対して不信任決議権を有する、内閣は議会に対して解散権を有する、などが挙げられる。
議院内閣制と比較される行政府の民主的構成の制度として、...