【設題1】国語科授業の計画と評価について述べよ。
参考文献
文部科学省編 『小学校学習指導要領解説 国語編(平成20年)』 東洋館出版社
森山卓郎・達富洋二 『国語教育の新常識』 明治図書
参考文献をもとにまとめているので、熟読しながら参考にしてください。
S0616 国語科教育法
国語科授業の計画と評価について述べよ。
目次
第一章 学習者主体の授業
第二章 年間指導の計画及び単元の計画
第三章 1単位時間の計画
第四章 国語科授業の評価
脚注・参考文献
【第一章 学習者主体の授業】
2008(平成20)年に告示された新学習指導要領において、国語科の目標は、「国語を適切に表現し正確に理解する能力を育成し、伝え合う力を高めるとともに、思考力や想像力及び言語感覚を養い、国語に対する関心を深め国語を尊重する態度を育てる」と記されている。国語科は全ての教科及び日常生活の基本となる能力であり、国語科の教育は非常に重要である。教育内容は、「話すこと、聞くこと」、「書くこと」、「読むこと」の3領域及び「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」で構成させている。国語科教育では、この3領域の言語に対する能力の育成、向上を目指している。
OECD生徒の学習到来調査の調査結果や全国学力、学習状況調査などの結果から、国語科では特に思考力、判断力、表現力の育成が課題となった。国語に関する知識、理解だけではなく、それらを活用した...