会計学分冊1(科目コード0851)概念フレームワークの意義

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資料紹介

日大通信、会計学分冊1(科目コード0851)の合格レポートです。参考資料としてお使いください(丸写しはご遠慮願います)。
課題内容
 わが国の財務会計概念のフレームワークの意義および財務諸表と財務報告についてまとめ、資産、負債、純資産および収益、費用の概念について説明しなさい。

参考資料 日大会計学教科書

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

<概念フレームワークの意義>

概念フレームワークは、企業会計(特に財務会計)の基礎にある前提や概念を体系化したものである。

 会計基準を制定するアプローチには、帰納的アプローチと演繹的アプローチがある。我が国の企業会計原則は会計実務を基礎に一般的、共通的なルールを抽出する帰納的アプローチによって形成されている。帰納的アプローチは現状是認的なルールが形成されやすく、現行実務に問題があったとしても改善されるような会計基準が形成されにくいこと、過去に存在しなかった新しい取引や事象が発生した場合、対応が困難であること、会計処理をめぐる利害対立が存在する領域において、調整可能な会計処理の制定が困難であることという欠点がある。

 このような帰納的アプローチの欠点を補うとともに、公正妥当な基準としての会計基準を形成するためには、会計基準を理論的に体系づけることが不可欠である。そこで、会計の目的や、資産、負債などの基礎概念を先に制定したうえで、それと矛盾しないように具体的な会計ルールを制定する方法である演繹的アプローチにより企業会計の諸概念を規定した概念フレームワークの設定が必要となる。

 上...

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