M6701、R0705、文学概論 第2設題 A評価

閲覧数2,114
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    M6701、R0705、文学概論のレポートです。
    A評価で合格しています。
    レポート作成の一助としてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『文学概論』の「詩」を読み、詩とはどのようなものなのかについてまとめよ。
    詩とは何か

    吉田精一(以下、吉田)は、詩を定義するにあたって詩と韻文との関係について考えている。吉田は、「韻文がすなわち詩でない」と定義づけている。そして、「韻文がすなわち詩でない」理由として、吉田は「五七五のリズムをもつ『この土堤に上るべからず警視庁』が詩でないことは明瞭であろう。逆にこういう韻律が皆無であってもりっぱな詩となっている作品がある。」と述べている。つまり、詩に韻律があっても詩と呼べないものと、詩に韻律がなくとも詩と呼べるものがあり、必ずしも韻文であることが、詩の成立条件とはならないのである。

    詩には、韻文の形をとったものと、散文の形をとったものとがある。そうすると、通常の散文と散文の形をとった詩を分かつものは何なのか。吉田は「ポエジイのあるなしによって、散文形の詩と散文とが区別されるのである。」と述べている。ここでのポエジイとは、詩的精神とか詩の本質とかいうもののことである。つまり、散文形の詩と散文との相違は、詩的精神と散文的精神の相違である。

    吉田は、詩的精神と散文的精神をそれぞれ次のよう...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。