日大 通信 国際政治学 分冊2 合格レポート

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    資料紹介

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    問3EU(欧州連合)の統合過程とその拡大について述べなさい
     第二次世界大戦後、世界各国は地理的に接近した地域に地域的ブロック経済を行うことを目指した。そこで、征服支配ではなく、自発的な協力を通じて、統一的ヨーロッパをつくろうとする試みが「ヨーロッパ連邦運動」として民間から始まった。

     まず、1948年に防衛同盟を結成しようと、英・仏・オランダ・ルクセンブルク・ベルギーで、ブリュッセル条約が結ばれた。次に経済分野でも統合の動きが加速し、1952年にヨーロッパ石炭・鉄鋼共同体(ECSC)が発足した。これは、仏、英、伊、ベネルックス三国の間で石炭・鉄鋼を自由に流通させるものである。さらに、57年にはヨーロッパ経済共同体(EEC)とヨーロッパ原子力共同体(EAEC)が設立された。ECCは、共同市場外からの輸入品には共通の関税を適用し、製品・労働・資本はEEC内で自由に流通させるものである。EAECは、原子力の共同開発、原子力関係の情報交換、共同研究、核分裂物資およびその整備の共同市場化を目指すものである。67年にECSC、EEC、EAECの行政執行機関と意思決定機関が統合され、欧州共同体(...

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