ムサビ 現代芸術論 課題2 合格レポート

閲覧数3,165
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    芸術の「大衆化」について述べよ
     ロンドン、ニューヨークから各地に広がっていったポップアートは、資本主義社会の象徴的な芸術であると言われるが、そこには様々な矛盾が存在する。ポップアートの発祥と現在への影響、またアンディー・ウォーホルを例に挙げ、その矛盾点を考える。

     ポップアートはどのようにして生まれたのか。権力に対抗する反エリート的な感情が影響しているダダイズムと同様に、ポップアートは周囲の環境から生まれた固有の志向性を持っている。消費社会と、このような感情・状況が重なり合ったことで、ポップアートは生まれ、またそれは大衆に受け入れられていった。

     ポップアートの代表的人物、アンディー・ウォーホルを例に挙げ、ポップアートの矛盾と発展をみていきたい。彼の両親の故郷は、共産主義国家のチェコスロバキアである。ポップアートは、資本主義の象徴的な芸術だと思われているが、彼の作品には共産主義的な要素が多く存在する。

     アメリカの日常に溢れる、安くて万人が利用できる大量生産された商品(例えば、キャンベルスープ缶やブリロ洗剤の箱のパッケージデザインなど)や、アメリカのどこにいても、誰もが目にする...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。