初等教育方法学 2
1 私はこの課題で、小学3年社会の「昔の道具と人々のくらし」について扱うことにする。本時では単元の導入部として、パソコンに収めた3枚の写真(昭和中期・終期、そして現代の台所の様子)をパソコンから媒介したプロジェクターで映写した。この教材を使用したねらいや目的として、デジタル教材を使うことで、古くから残る暮らしにかかわる道具や昔(両親や祖父母が子どもだった頃)の様子を現在と比較してもらうに最適だったからである。また一度に3つの時代を映すことは、児童たちにその時代を間接的・擬似的体験が出来る利点がある。
しかしここで注意をしなければいけないのは、著作権の問題である。今回私が教材とし著作権の問題にならないが、中には私物が用意できないケースもある。音楽の授業で他人が創作した作品や図工で使う作品など、教材と著作権の問題は切っても切れない。対策としては、身近に用意できるものは自ら用意するか、学校内で一度使用した教材は次年度以降も問題がないのであれば引き継ぐことが望ましい。他には、今回のケースでは児童が保護者にお願いして写真を借りる事も手立ての1つだろう。
授業は中盤に差...