初等音楽科教育法 2

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    資料紹介

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    初等音楽科教育法 2
     2年生に「春がきた」を指導する際に、15分の時間を使って以下の事を指導する。ひとつは発声の使い方であり、もうひとつは声に表情を付ける指導を行うことである。

    では、本レポートを授業形式でまとめていくことにする。

     2月も終わりが近づいた音楽室。2年生の音楽の授業が行われている。

     授業は終盤に近づき、先週から学習し始めた曲を歌うことになった。学習指導要領の「歌唱共通教材」にある2年生の曲目の『春がきた』。この曲については、子どももメロディーを学習する前から、聴いたことや幼稚園などで歌った経験もあり、なじみのある曲目である。しかし、この曲は終盤につれて、高くなるパートがあり、比較的普段の話し声で高音が出る児童でも、このパートを歌いこなすことは難しい。

    「発声の使い方」

    10:00 

    教諭:「(児童に向かって)それでは『春がきた』を聴くことにします。みんながこれから歌を歌うときに出す音をよく聴いてください」

     教諭は、最後の「♪山にきた-里にきた-野にもきた-」と盛り上がっていくところの音を良く聴くように児童へ指示した。特に「♪野にもきた-」の部分につい...

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