『ジョン・ロックにおける子どもの教育論、特に習慣形成や賞罰法を中心に述べよ。』
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『ジョン・ロックにおける子どもの教育論、特に習慣形成や賞罰法を中心に述べよ。』
本レポートは「1、ジョン・ロックの生涯」、「2、ロックの教育論」の2節構成である。また、「2、ロックの教育論」については、はじめにロックの教育に対する概観について提示したあと、その詳細について論述する。
ジョン・ロックの生涯
ジョン・ロック(1632~1704)はイギリスの哲学者で、1632年イングランド西南部サマセットシャーでジェントリの家に生まれる。その後、オックスフォード大学クライスト・チャーチで学業を修め、医学に関心を持ち医師となる(1675年)。医師となったのち、実証主義・経験主義の学問精神を学び取る。哲学者としては、イギリスの経験論の父と呼ばれ、代表作である『人間知性論』の中では経験論的認識論を体系化したことで有名である。また、「権利章典」の作成に協力したことでも知られており、主な著作として、『寛容に関する書簡』(1689年)『人間知性論』(1689年)『統治論二編(市民政府二論)』(1689年)『教育に関する考察』(1693年)などがある。
2、ロックの教育論
ロックの教育に対する基本的...