英米文学概論(レポート第1設題)

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資料紹介

P6101 英米文学概論(レポート第1設題)
テキストをもとにまとめたものです。

第1設題:18世紀においてイギリスが他国に先がけて小説を生み出したのは何故かをイギリスの歴史とそれが生み出す社会を考察しつつ述べよ

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

「18世紀においてイギリスが他国に先がけて小説を生み出したのは何故かをイギリスの歴史とそれが生み出す社会を考察しつつ述べよ」
 イギリスの18世紀における小説の勃興について語るにあたり、まずは他のヨーロッパ諸国と大きく異なる、その地理的条件についてふれたい。そして16世紀にさかのぼり、どのような歴史の流れをたどり18世紀へと至ったのかをみていきたい。なぜなら、これらの背景なくして小説が生み出される社会が成立することも、またヨーロッパにおける小説の先駆けとなる国力をもつこともなかったからである。
 イギリスは、日本と同じく海に囲まれた島国でありながらヨーロッパ社会から完全に孤立することはなかった。そのため大陸の思想や制度、そして技術などをイギリスに流入することができた。また東南部平地は、ラテン文化とゲルマン文化の両方の地域であるフランス、ネーデルランド、ドイツなどに直面していて、イギリスは両方の文化を取り入れ、両文化の諸要素を結合した独自の文化を形成していくのである。
 しかし同時にイギリスが島国であることが、ヨーロッパ大陸の動乱や変革からイギリスを守ることにもなる。たとえば、フランスと...

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