2014年中央大学自然科学3(生物学)第一課題A評価

閲覧数1,657
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    免疫とは、自己と非自己の認識を示す現象をいう。自己と非自己を認識し、体内に

    カビやウイルスなどの異物が侵入することを阻止する働きがある。また、もともと体内にある細胞が突然変異などしないよう監視する役割も担っている。

    この免疫系の細胞は約1兆個からなるといわれる。この細胞は、複雑かつ巧妙に働いており、特定のもの(おたふく、はしかのウイルスなど)に対し、細胞が記憶する。そのため、再び、はしかやおたふくのウイルスが入ってきたときは、記憶していた細胞が対抗物質(抗体:こうたい)を大量に作りだし、撃退する。一度かかれば2度はかからない病気があるのはこのためである。予防接種はまさに、この免疫システムを利用したものである。

     歴史的な話になるが、ジェンナー(イギリス1749~1823)は牛痘にかかった女性から得た膿を健康な少年に接種し、結果、その少年は牛痘にはかからなかった。すなわち、牛痘の予防に成功したのである。ジェンナーが見出した予防接種法を他の伝染病に応用できると考えた、パスツール(フランス1822~1895)は鶏コレラ病などで実験し、結果を確かめた。接種する弱い病原体をワクチンと名付け...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。