日本文学概論 第2設題 M6104

閲覧数3,118
ダウンロード数52
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    日本文学概論の第2設題(芥川龍之介の『鼻』を読み、出典と比較して論ぜよ。)のリポートです。合格済です。文章にあまり特徴をだしていないので、リポートの参考にしやすいと思います。テキスト【『日本文学概論』佛教大学通信教育部】を中心にまとめました。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    芥川龍之介の『鼻』を読み、出典と比較して論ぜよ。
    芥川龍之介は、ある時期、王朝ものと呼ばれる平安時代を舞台にした作品を好んで書いたが、その中の多くは、『今昔物語集』を典拠としている。「羅生門」は『今昔物語集』の「羅城門登上層見死人盗人語第十八」を基に、「太刀帯陣売魚姫語第三十一」の内容を一部に交える形で書かれたものであるし、「芋粥」は『今昔物語集』巻二十六および「宇治拾遺物語」巻一、「運」は『今昔物語集』巻十六、「好色」は『今昔物語集』巻三十をそれぞれ典拠としている。そして、『鼻』の典拠は、『今昔物語集』の「池尾禅珎内供鼻語第二十」である。以下は、『今昔物語集』は「池尾禅珎内供鼻語第二十」を指すこととする。
    芥川龍之介は大正・昭和時代に活躍した作家である。この『鼻』は夏目漱石から、人間の自尊心・虚栄心を描いた佳作と絶賛され、芥川龍之介の文名があがるきっかけとなった作品である。
    『鼻』のあらすじは、主人公の偉い坊さんである内供は、異常なほど長く伸びた鼻を持っていることで近所では有名であった。そのことに劣等感を抱いていたが、思い悩んでいることを周囲に気づかれぬよう暮らしている。ある時、弟子...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。