倫理学概論期末レポート 教育と倫理の関係

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    資料紹介

    沖縄国際大学 倫理学概論の課題レポートです。レポート作成の参考としてお使いください。

    設題「教育と倫理の関係」

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    倫理学概論期末レポート

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    「教育と倫理の関係」
     今回は教育と倫理の関係について考察していく。条件としては、教育される者の「自由」について検討することのようだ。順を追って論じていくことにしよう。

    そもそも「自由」という言葉にはいろいろな意味がある。強制からの自由、貧困からの自由、選択の自由、内なるエゴからの自由、放任としての自由…。

    例をあげればキリがないのでこの辺で止めておくが、上記のように一口に「自由」といってもその意味は多義的だ。しかし、そんな「自由」も二つに分類することが出来る。そこで、アイザイア・バーリンの有名な定義に倣って、「積極的自由」と「消極的自由」を区別することから検討をはじめたい。

    「積極的自由」とは、「~への自由」、すなわち自己支配としての自由であり、これには、自己を律する「自律」の意味と、集団によって集団を律する「自治」の意味がある。これに対して「消極的自由」とは、「~からの自由」、すなわち強制からの自由であり、これには他者の干渉からの自由と、自分の内なる強制状態(押さえがたい衝動や、自由を享受する能力の不足)からの自由という意味がある。註(1)...

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