A判定。中央法規。
相談援助における支援計画は相談援助の展開過程の流れの中の一部である。様々な社会福祉機関、施設、あるいはソーシャルワーカーを配置している機関によって相談援助は行われている。対象者は高齢者、障害者、疾病者など多岐に渡る。援助が行われる機関の特性や対象者によって援助そのものの行為、あるいは業務は表面上異なるものと映るかもしれないが、ソーシャルワーク援助として行われるプロセスは、ソーシャルワークという専門技術であって、基本となる展開プロセスの目的や機能は変わらない。
支援計画の目的には、ソーシャルワークの定義が基盤となり、それは人々の福利(ウィルビーイング)の増進であり、その人にとってよりよい状態、よりよいあり方を強化することが目的となる。支援計画を進めるにあたり具体的に展開過程を10の段階として区別してある。これは、理念上の段階分けとして理解する。展開過程の流れを確認すると、①ケース発見②受理面接(インテーク)③問題把握④ニーズ確定⑤事前評価(アセスメント)⑥支援標的、目標設定⑦支援の計画(プランニング)⑧支援の実施⑨モニタリング⑩終結である。注意すべき点は、この順番通りに援助が進むわけで...