佛教大学 スクーリング精神保健福祉論2

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    社会的入院がつくられてきた背景を整理し解消に向けての方策をまとめなさい。
     社会的入院がつくられた背景は、まず精神障碍者に対する政策の歴史の中にある。精神障碍者に対して日本は、1900年にできた精神病者監護法によって、精神障碍者を家族による私宅監置で、家族に監護することを義務付けた法律を定めていた。つまり、この時は精神障害を医療に結びつけず、他害しないよう家族の責任のもとで精神障碍者を監視することを行っていた。その後、家族や、当事者、医療関係者の意見を聞きながら、1950年に「精神保健および精神障害者福祉に関する法律」ができ、それまでの家族の負担をへらし調整するため、精神病院を増やし整備していった。
    しかしこの時、精神病院を公立病院として整備せず、民間病院にその整備を託していった。そして民間病院が精神病院を設立しやすいよう、医療法特例として様々な優遇処置をおこなった。
    この結果、それまでの家族依存は少なくなったが、精神障碍者本人を医療の中心におかず、精神病院に入院させてしまうことで、社会から隔離された状態を作り上げ、世間の関心が薄れていってしまった。こうして現在まで当事者を主体と置かな...

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