・概要
今回の実験は回転磁界が発生することによって動き出す誘導電動機の実験を行い、それが理論的に考えたものと同じようになるかを検証することを行った。
まず理論値を算出するため、磁界をコイル中に流れる電流値から算出し、そのあと二つのコイルを直角に交わらせ、コイルに流す電流の位相差をずらしたときに二つのコイルから発生する磁界の合成を、大きさと方向を考慮しベクトルとしてあらわした。位相差0°のときはφ=tan±45°の傾きしか得られなかったが、位相差45°、90°のときは磁界が時間とともに回転した。特に90°の時には円のような回転ベクトルを描くことをベクトル図よりわかった。
まず理論的に具体的な磁界の変動をよそうしたが、次は実際に実験を行い、そのことを検証した。これより、部分的な多少の誤差は見られたが、ほぼ理論値どおりの合成磁界のベクトルの向きを得ることが出来た。また、その誤差は装置の特性上やむを得ないとわかった。
・目的
ACモーターが動く原理である回転磁界の発生、また分相器付単相誘導電動機について理解する。
・実験方法
・計算による理論値を算出する。
1.円形コイルにおいて電流Iがコイルに流れたとき、それにより発生する磁界Hはアンペアの法則によって、(N:260[回]、r:8[cm])と求めることが出来る。電流値100〜600[mA]における磁界の強さを計算し、各電流に対する磁界の強さを表にまとめる。
2.つぎに図のような回路において、コイル#1、コイル#2に流れる電流I1,I2の最大値が等しいとする。それらの電流の位相差が0°、45°、90°のときに発生する磁界H1、H2の合成磁界Hを考え、Hの大きさ、偏角φを求めベクトルをグラフに記述する。(1を参考にする。)
・実験にて合成磁界の向きの測定
電流I1、I2の最大値が600[mA]となるように電源装置を調節し、位相差を0°、45°、90°のときに発生する合成磁界Hの向きが理論と正しいかを比較する。
電気工学実験
テーマ 誘導電動機について
実験者 :
共同実験者 :
実験日 :12月03日
提出期限 :12月10日
提出日 :12月10日
再提出日 :12月17日
概要
今回の実験は回転磁界が発生することによって動き出す誘導電動機の実験を行い、それが理論的に考えたものと同じようになるかを検証することを行った。
まず理論値を算出するため、磁界をコイル中に流れる電流値から算出し、そのあと二つのコイルを直角に交わらせ、コイルに流す電流の位相差をずらしたときに二つのコイルから発生する磁界の合成を、大きさと方向を考慮しベクトルとしてあらわした。位相差0°のときはφ=tan±45°の傾きしか得られなかったが、位相差45°、90°のときは磁界が時間とともに回転した。特に90°の時には円のような回転ベクトルを描くことをベクトル図よりわかった。
まず理論的に具体的な磁界の変動をよそうしたが、次は実際に実験を行い、そのことを検証した。これより、部分的な多少の誤差は見られたが、ほぼ理論値どおりの合成磁界のベクトルの向きを得ることが出来た。また、その誤差は装置の特性上やむを得ないとわかった。
目的
A...