佛教大学 W0501社会保障論第一設題

閲覧数1,846
ダウンロード数16
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    評価B

    設題「自助と社会保障の関係について述べ、現代の社会保障の理念と役割について説明しなさい。」

    タグ

    佛教大学通信2014201520162017

    代表キーワード

    佛教大学社会保障論W0501

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     自助と社会保障の関係について述べ、現代の社会保障の理念と役割について説明しなさい。
     資本主義社会は基本的には生活の個人責任原則(自助原則)を建前とする社会であり、これに対して社会保障制度は生活の社会的保障をめざす制度である。この様に一見対立するかのように見える社会保障を同じ社会の中に制度化するに至ったのには、いくつかの理由がある。
     第一の理由としては、自助原則の擬制性、限界性にある。これは自助だけで人々の生活が成立しないということである。資本主義は資本家が富を独占し、労働者は雇用契約において一定賃金が支払われるという格差を前提にしており、各個人の自助努力の程度に応じて必ず報われる、という仕組みではない。また、資本家はより多くの利潤を得る為に、一定賃金の中で肉体的効率性の高い人を選別して雇用するので、病気や障害を持つ者は雇用されないという問題がある。こうした問題に対して自助努力で対処するのは困難であり、何らかの社会的仕組みが必要となる。
    この様に、資本主義社会の自助原則は限界性があるといえる。
     第二に、生活障害が社会的要因から発生するという事である。生活障害が社会的要因から発生す...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。