生徒指導
1.生徒指導の目指す目標である自己指導力の育成と道徳教育との関連について考察し、論じて下さい。(1967字)
■生徒指導とは
一人一人の児童生徒の個性の伸長を図りながら、同時に社会的な資質や能力・態度を育成し、さらに将来において社会的に自己実現できるような資質・態度を形成していくための指導・援助であり、個々の児童生徒の自己指導能力の育成を目指すもので、学校教育のすべての場で行われるものである。〔『生徒指導資料集第20集』文部省(1988)より〕
■自己指導能力とは
自己をありのままに認め(自己受容)、自己への深い洞察を加え(自己理解)、これらを基盤に自らの目標を確立するとともに、目標達成のために、自発的、自律的に自らの行動を決断し、実行することである。〔『生徒指導資料集第20集』文部省(1988)より〕
■生徒指導と道徳教育の捉え方
道徳教育も生徒指導も「いかに生きるべきか」について大きな役割を担っており、密接に関連している。
両者は「望ましい生き方」や「人間らしく生きようとする」ための道徳性の育成を目
指しており、全教育活動を通して行うことにおいて共通している。と...