★理学療法・作業療法実習対策レポート★脊椎カリエスについて

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    結核性脊椎炎(脊椎カリエス)
    肺結核からの二次感染として生ずる,脊椎の結核であり近年激減してはいるものの,依然として散見され,患者層は高齢化の傾向がある.
    主として椎体が侵され,脊椎後部の罹患(後部カリエス)はまれである.
    徐々に発症し,局所の疼痛や変形,時に四肢の麻痺が生ずる.
    著しい運動制限(脊柱不撓性)と,X線像上の椎間腔狭小化が初期診断上重要で,次第に破壊が進行し,突背や膿瘍が目立ってくる.
    化学療法下に手術的療法が行われることが多い.
    〔病態・病理〕
    脊椎カリエスは、結核菌による肺などの1次感染巣からの血行感染により生じる脊椎感染症であり、あくまでも全身疾患である肺結核の一部分症状であることを念頭に置き、診断・治療に当たることが重要である。
    好発年齢は40~50歳代で男女差はなく、ほとんどが腰椎および胸椎部の椎体に好発する。主として椎体の椎間板に面した終板に結核菌が塞栓を作り、そこに初期病巣を作る。
    すなわちまず結核性肉芽組織が形成され、この肉芽は骨を破壊していく。
    やがて結核性肉芽は免疫性の獲得と関連して次第に乾酪変性を起こし、まもなくそれは融解して結核性膿瘍を生じる。
    結...

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