腎移植を受ける患者の標準看護計画
腎移植とは
末期慢性腎不全の治療法として、血液透析やCAPDと並んで、腎移植がある。血液透析やCAPDは、通院や治療手技の問題などがあり患者に多大な負担がかかる。また長期透析による種々の合併症の問題もある。これに対し、腎移植は末期慢性腎不全患者が透析療法から逃れられる唯一の方法である。 腎移植には血縁者からの臓器提供による生体腎移植と、非血縁者からの提供による献体腎移植があるが、わが国では生体腎移植がその主流をなしている。 適応年齢は5歳から50歳位で、特に15歳以下の移植成績は良く五十歳以上は動脈硬化の程度に従って合併症の率が高くなる。
アセスメントの視点
拒絶反応をできるだけ早期に発見し、早期に治療を開始することが不可欠なこととなる。この拒絶反応に対する不安はレシピエント(腎移植患者)に常につきまとい精神的重圧となっている。また貴重な生体移植腎であるがゆえに、レシピエントのみならず、医師や看護婦までが腎に執着しすぎて患者の生命自体を危険に陥れることとなってはならない。
検査
・一般検査
胸腹部X-P、心電図、呼吸機能、心エコー、腹部...
また、なにか理論やエビデンスをもとに作成していますか?