分娩期 胎盤娩出 、計測
胎盤は羊膜、絨毛膜有毛部(胎児部分)、基底膜脱落膜(母体部分)が一緒になって、妊娠16週ごろに完成する胎児付属物である。
胎盤の剥離には2種類の様式がある。
1つは、Schultze(シュルツェ)様式で、胎盤の中央部で剥離が始まり、折り畳み傘が強い風で反転するかのように胎児面から先に出て来る。
もう1つは、Duncan(ダンカン)様式で、膣に近い辺縁部から剥離が始まって上方に至り、先にちぎれた辺縁部の母体面から出て来る。
胎盤遺残とは、胎盤や卵膜が完全に娩出されずに、一部が子宮内に残っている状態。
胎盤計測の目的は①と②
→①妊娠から分娩までの胎内環境を知ること...