高齢者の足病変
高齢者に足病変が存在すると、痛みや歩行困難が生じ、転倒骨折して車いすや寝たきりの生活になってしまう可能性がある。動脈硬化性疾患(虚血性心疾患、脳血管障害、閉塞性動脈硬化症)をもつ患者、糖尿病を患う患者は、足への血流障害や感覚障害、知覚低下により足病変を引き起こす可能性が高い。さらに、高齢者は視力障害、感覚神経障害、認知力低下などにより足病変に気付かず、発見が遅れ重症化する場合がある。医療者による日常的なフットケアが重要である。
ケア:足病変が発症する以前から、積極的にフットケアの必要性を指導し、
患者がセルフケアを実践できるようにする。
:高齢者の身体的、精神的な状況、家族...