放射線療法を受ける乳癌患者の外来看護計画
Ⅰ.アセスメントの視点
長期間(4~6週間)にわたり連日通院することは、身体的、精神的ストレスが大きい。しかし、自宅で家族と共に生活しているという安堵感は、精神的安定をもたらし、家族の励ましにより、治療に対する積極的な姿勢が得られる。しかし、副作用が現れたり、体調が悪い時には、医師も看護婦もいないので、不安が強いと考えられる。又、放射線治療=悪性疾患と考えるため、更に不安が強まる。そのため、予測される副作用について十分な説明をすることと、症状の発現には個人差があること、症状が現れたら初期のうちに医師や看護婦に相談し、症状を緩和させることが治療の継続、完了のためのポイントであることを理解してもらう。また、患者の様子には常に注意し、観察を行い、声をかけ励ますことが重要である。
Ⅱ.問題リスト
#1.通院により、体力、気力が消耗する
〔要因〕・長期間連日である
・バスや電車での通院はより消耗が強い
#2.医師や看護婦がそばにいないことで不安がある
〔要因〕・体の不調をすぐ訴えられない
・心配事があってもすぐ...