人権(同和)教育のレポートです。
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設題内容:「50年に及ぶ戦後の同和教育史を概括すること。また、人権(同和)教育の意義と学校における人権(同和)学習のあり方を具体的に論述すること。」
作成字数:3181字(設題文、参考文献記載文字数含む)
50年に及ぶ戦後の同和教育史を概括すること。また、人権(同和)教育の意義と学校における人権(同和)学習のあり方を具体的に論述すること。
1.はじめに
1965年、同和対策審議会は答申で、「同和問題の早急な解決は国の責務であり、国民的課題である」と述べている。
特に教育においては、すべての子どもへの教育権の実質化がその根底にある。すなわちマイノリティへの「マイノリティの解消」であり、人権教育の必要性を的確にとらえたものであろう。
私は今日頻発し深刻化する「いじめ」もこの人権教育が抱える課題と捉え、改めてその変遷を見直すことは課題解決に役立つと考える。
2.同和の歴史的変遷
そもそも人々が集団を作ればそこに区別が生じるのは自然なことである。例えば「男子厨房に入らず」とは男女の区別に役割を付加したものだが、男女差別と言われる慣習のひとつだ。このように身分制度も根源を辿れば紀元107年倭国であった頃、戦時の勝者と敗者の区別から始まっている。勝敗者は区別であるが、そこに奴隷と主人という関係を付加させることが差別の始まりだと言えよう。
身分制度は、実は大衆を統治するのに非常に便利な制度だ。身分ご...