ノンストレステストの方法と注意すべき点。またNSTを行うために必要なレオポルド触診法についても記載しています
レオポルド(Leopold)触診法
目的:手で触診することによって児の体位・胎向、大きさなどを把握できる。腹部の軟らかさ、刺激により子宮収縮が起こりやすいか否か、羊水の量が推測できる。
手技は4段階ある
注意事項:排尿を済ませていること
リラックスして腹部に力が入っていないこと
膝を曲げた状態で行うこと
手技は暖かい手で行うこと
不必要な露出を避けるためにバスタオルなどをかけること
第1段
①子宮底を優しく包み込むように両手を腹部に置く。
②子宮底の高さ、形、胎児部分の種類を触診する。
※週数が早い場合は頭と殿部の区別がつきにくい
第2段
①子宮底に当てた両手を子宮壁に沿って下方に移動させる。
②掌全体で子宮体両側面を触診し、交互に子宮体を圧迫する子宮の形や大きさ子宮壁の厚さ、子宮の緊張度、胎向、胎動、羊水量を触診できる
※母体の左側に板状の児背がふれると第1胎向
右側に触れれば第2胎向
第3段
①片手を恥骨結合上に移動する。もう片方の手は子宮に添える。...