ミッション,バリューに関する事例分析

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    資料紹介

    1.はじめに
    日本が世界に誇れる企業というものに、必ず「トヨタ自動車株式会社」という名前が挙がるだろう。昭和12年に創業を開始し、翌13年にはトヨタ生産方式とも呼ばれるジャストインタイム方式を本格的にスタートさせた。今では連結子会社数524社、年間売上210,369 億円(1億円未満切捨て)という巨大企業に成長した。注1
     それと比較する企業は本田技研株式会社。かの有名な本田宗一郎氏が創業者である。トヨタ自動車の豊田喜一郎氏はジャストインタイム方式を実践したが昭和27年に逝去してしまったので、現代まで語り継がれる伝説は少ない。対して本田宗一郎氏は1991年に84歳で逝去。「社長なんて偉くも何ともねぇ。課長、部長、包丁、盲腸と同じだ。要するに命令系統をはっきりさせる符丁なんだ。」などの名言も数多く残しており、一代でホンダを世界的企業に成長させた。自動車会社の人間が道路を渋滞させてはいけないと、社葬は本人の遺言で行われなかった。注2要は偉人である。この2社は今、F1でしのぎを削る唯一の日本企業である。

    2.ミッション,バリュー等記述の実態
    ホンダについては、本田宗一郎氏が技術者出身であることから今でもホンダはエンジニア集団らしく益々「車」というものの将来像を含めた「物」の造り込み、すなわち自動車技術を「縦」に深く掘り進む方向に経営者の意欲が集中している。

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    1.はじめに
    日本が世界に誇れる企業というものに、必ず「トヨタ自動車株式会社」という名前が挙がるだろう。昭和12年に創業を開始し、翌13年にはトヨタ生産方式とも呼ばれるジャストインタイム方式を本格的にスタートさせた。今では連結子会社数524社、年間売上210,369 億円(1億円未満切捨て)という巨大企業に成長した。注1
     それと比較する企業は本田技研株式会社。かの有名な本田宗一郎氏が創業者である。トヨタ自動車の豊田喜一郎氏はジャストインタイム方式を実践したが昭和27年に逝去してしまったので、現代まで語り継がれる伝説は少ない。対して本田宗一郎氏は1991年に84歳で逝去。「社長なんて偉くも何ともねぇ。課長、部長、包丁、盲腸と同じだ。要するに命令系統をはっきりさせる符丁なんだ。」などの名言も数多く残しており、一代でホンダを世界的企業に成長させた。自動車会社の人間が道路を渋滞させてはいけないと、社葬は本人の遺言で行われなかった。注2要は偉人である。この2社は今、F1でしのぎを削る唯一の日本企業である。
    2.ミッション,バリュー等記述の実態
    ホンダについては、本田宗一郎氏が技術者出身である...

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