法律学概論第一設題 Q0704

閲覧数1,328
ダウンロード数12
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学通信課程の合格済みレポートです。あくまでも学習の参考としてお使いください。各科目B判定以上です。テキストを中心にまとめています。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     物権と債権の違いについて
     民法における財産権とは、物やサービスがもたらす経済的利益を内容とする権利である。民法では、財産権を物に対する権利である物権と、人に対する権利である債権とに大きく二分している。
     また、民法は有体物に限って物権の対象とするとしているが、現代ではプログラムや情報などの無体物も財産的な価値をもち、その一部は著作権や特許権などの知的財産権として、物権と類似の保護を受けている。これらの権利は、後述する権利者だけが排他的に利益を独占できるという点で、物権と同じ財貨の帰属関係の部類に入る。一方、債権は主として財貨の移転の手段として別の部類に入る。これらのことから、財産権の私法上の法的保護は、財貨の移転関係(債権)と、財貨の帰属関係(物権・知的財産権など)に対する法的保護の二つに分けることができる。
     物権の特質について、物権は特定の物を直接に支配できる権利であり、物を全面的に支配できる所有権が物権の典型である。例えば所有権を持つ者は、法律の範囲内で、所有物の処分を自分の意のままにでき、権利の実現が自分だけでできる。これを直接性という。また、物権は誰に対しても主張可能な絶...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。