資料紹介

数学と算数教材の関わりを具体例をあげて説明せよ

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

＜数学と算数教材の関わりを具体例をあげて説明せよ＞
　辞書を引くと、数学とは「数や図形の形式的性質・関係を研究する学問」、算数とは「小学校の教科の一つ」と書かれている。これを読んで数学というものがどういうものかという理解はできる。しかし、算数の「小学校の教科の一つ」という説明はすぐに納得することはできないところがある。では、一体、「算数」とは何なのか。
　算数は、英語で「ｅｌｅｍｅｎｔａｒｙ　ｍａｔｈｅｍａｔｉｃｓ」と訳される。意味は「小学校数学」である。つまり、算数とは「中学校以降で取り組まれる“数や図形の形式的性質・関係を研究する学問”の足がかりとなる、基礎を学ぶために小学校に設置された教科」といえるだろう。そして、これこそが、本レポートで数学と算数の関わりについて述べていく上で重要なポイントとなる。
　学問的な数学の特徴は、①抽象的であること、②抽象的であることによってかえって広い適用範囲をもっていること、③どんなに抽象的に見えても現実世界の中にその根をもっていること等である。しかし、いきなり抽象的なことを学びはじめることはできない。まずは最初に具体的なものを使って、それらの中の...

コメント0件