0730/0731経済政策総論<分冊2>日本大学通信教育部/評価S

閲覧数2,749
ダウンロード数12
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    【課題】
    マクロ経済政策の必要性について論ぜよ。そして、財政政策と金融政策の効果を基本的なマクロモデルを使って以下の順番で述べよ
    ①マクロ経済を財市場と貨幣市場にわけて、財政政策と金融政策の効果を財市場均衡と貨幣市場均衡に述べよ
    ②両市場が同時に均衡するマクロ均衡で経済政策効果を述べよ(IS-LM分析)

    【参考文献】
    速習マクロ経済学/石川秀樹
    実験で学ぶ経済学/大塚友美

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ■マクロ経済政策の必要性

     アダム=スミス以降の伝統的経済学は、自由放任と自由競争に基礎をおいていた。つまり、市場(神の見えざる手)の働きに信頼をよせ、多数の生産者と需要者に自己責任を求めていた。この市場経済は、大きな成功をおさめたが、19世紀後半から20世紀初頭になると、市場経済は大きな問題に直面した。市場が力を発揮するのは、市場に多数の生産者と需要者が存在する場合である。しかし、この時期に深刻化した独占の進展や、社会経済的格差の拡大は、自由競争の産物であった。こうした問題への対応に、ケインズは『雇用・利子および貨幣の一般理論』で「需要が供給を規定する」という<有効需要の原理>を提起した。

    マクロ経済の目的は、経済の状態(物価が安定しているか、失業がないか)を判断し、経済政策の必要性を見極めることにある。また、経済の安定化、経済成長、完全雇用、国際収支の均衡などを達成させることが目標である。このマクロ経済の目標を達成させるために行う政府の政策のことをマクロ経済政策という。

    ■財政政策と金融政策の効果

    ・財市場均衡

    政府支出(G)を増加させて財の需要(YD)を増加させたり、減...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。