5文型と7文型の違いを明示し、英語の基本文型としてはいくつの文型を認めるのが適切であるかを、具体的な証拠を積み重ねて論じなさい。
文法は文型に始まり文型に終わるといっても過言ではくらい、「文型」は文法では大切なものである。日本の英語教育で一般的に用いられている5文型の分類方法は、S:主語(Subject) V:動詞(Verb) O:目的語(Object) C:補語(Complement)の4つの主な要素で文を構成し、動詞にとって義務的なA:副詞語句(obligatory Adverbial)を文の構成要素として認めていない。しかし、7文型では、副詞句を文の構成要素として捉えており、従来の5文型にSVA,SVOAという2文型を加えている。本レポートでは、まず5文型と7文型のそれぞれの文型構造を整理し比較した上で、いくつの文型を認めるのが妥当であるか述べる。
・5文型について
この分類方法はイギリスのC.T Onionsに始まる古典的なものである。5文型においては節を構成する要素である上記のS・V・O・Cを組み合わせて以下の5種類にわける。
第1文型:SV(完全自動詞):The doo...