演算増幅器

閲覧数2,942
ダウンロード数12
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1.目 的
    電子回路の設計には必ずといっていいほど使われるOPアンプ(演算増幅器:Operational Amplifier)の周波数特性を測定し、OPアンプについて理解を深める。
    2.原 理
    OPアンプは電圧を増幅する増幅器の一種で、アナログ計算機用の高利得増幅器としてトランジスタなどの個別部品を使用して組み立てられており、非常に高価でとても一般の増幅器には使用できなかった。しかし集積化がおこなわれるにしたがって安価になり、一般に使用されるようになってきた。
    OPアンプは集積回路(IC:Integrated Circuit)によって作られ、その内部には数多くのトランジスタや抵抗が組み込まれている。OPアンプは図1に示すように、一般には電源端子やその他の端子を省略して、V+(非反転入力)とV−(反転入力)の二つの入力端子と一つの出力端子VOとを持った形で表される。図1は二つの入力端子に加えられた入力電圧の差をAV倍に増幅する増幅器である。したがって電圧利得AVはAV=VO/(V+−V−)である。
    理想的には、+端子と−端子間の入力インピーダンスZinは無限大、出力インピーダンスZoutが零で、増幅率(電圧利得)は無限大として考えられる。
    実際に使用するときは負帰還(negative feedback)により、回路全体での増幅率を1000倍以下にして設計するのが通常である。
    図2−2は、最も基本的な反転増幅器である。
    図2−2において、動作時にはフィードバックが働くのでV−≒V+となり、V+=0よりV−≒0となる。ところでRiとCiの合成インピーダンスをZi、ROとCOの合成インピーダンスをZOとすると
    3.実験方法
    3−1 演算増幅器の周波数特性(条件1)
    ?条件1により、配線箱を用いて図3−1の配線図に従って配線し、図2−2の反転増幅器を作成した。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    演算増幅器
    目 的
    電子回路の設計には必ずといっていいほど使われるOPアンプ(演算増幅器:Operational Amplifier)の周波数特性を測定し、OPアンプについて理解を深める。
    原 理
    OPアンプは電圧を増幅する増幅器の一種で、アナログ計算機用の高利得増幅器としてトランジスタなどの個別部品を使用して組み立てられており、非常に高価でとても一般の増幅器には使用できなかった。しかし集積化がおこなわれるにしたがって安価になり、一般に使用されるようになってきた。
    OPアンプは集積回路(IC:Integrated Circuit)によって作られ、その内部には数多くのトランジスタや抵抗が組み込まれている。OPアンプは図1に示すように、一般には電源端子やその他の端子を省略して、V+(非反転入力)とV-(反転入力)の二つの入力端子と一つの出力端子VOとを持った形で表される。図1は二つの入力端子に加えられた入力電圧の差をAV倍に増幅する増幅器である。したがって電圧利得AVはAV=VO/(V+-V-)である。
    図2-1 OPアンプの回路記号
    理想的には、+端子と-端子間の入力インピーダンスZin...

    コメント2件

    pebei85 購入
    助かりました!!ありがとー
    2007/05/25 3:17 (17年7ヶ月前)

    tinestea 購入
     
    2007/06/23 23:03 (17年6ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。