・課題
学習指導書の第6回講義から出題する。日本における企業の社会的責任の隆起を時代の流れに沿って、5段階で論じなさい。
・講評
出題に対する答えの説明が明快になされています。
・参考文献
『NPO論Ⅰ・Ⅱ 学習指導書』 羽生和夫 聖徳大学通信教育部 2008.4.1
『NPO基礎講座(新版)』 山岡義典 ㈱ぎょうせい 2008.7.30
第2課題 第1設題
企業の社会的責任(CSR)とは、企業が事業活動において利益を優先するだけでなく、組織活動が社会へ与える影響に責任をもち、顧客・株主・従業員・取引先・地域社会などの多様なステークホルダーからの要求に対して適切な意思決定をすることである。
この企業の社会的責任をキャロル(1981)は、次のように分類した。①企業の本来的責任である経済的責任、②社会的義務としての法的責任、③法的ではない社会の期待である倫理的責任、④自発的な社会関与としての裁量的責任の4つである。ここでいう裁量的責任とは、責任というよりも社会貢献に対応するものである。
次に、上記のCSRの定義を踏まえて日...