経済学原論 分冊2

閲覧数2,126
ダウンロード数18
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    IS=LM分析を用いて、失業を解消するための財政政策及び金融政策について説明しなさい。さらにそれらの政策の効果が限定的なケースについても言及しなさい。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    経済学原論 分冊2
    参考文献:
    ゼミナール経済政策入門 岩田規久男 飯田泰之 日本経済新聞社 2006/3/24
    経済学原論<第三版> 内藤英憲 瀬古美喜 中央経済社 1996/4/1
    財政政策とIS曲線の傾きによる効果
    現代の市場経済においては多くの財・サービスの価格は完全にスムーズに変化するとは言えない。価格による調整が完全でない分、在庫による数量的な調整が行われるのである。
    財政政策はその手段が政府支出の拡大・縮小であれ、増・減税であれ、IS-LMモデルにおいてIS曲線をシフトさせる政策にほかならない。IS曲線の傾きが急で垂直に近い場合にはIS-LM均衡点での実質GDPは比較的大きく増加する。つまり名目利子率が財市場での需要である消費と投資にあまり影響を与えない状況となる。この場合、名目利子率上昇によるクラウディング・アウト効果が小さいため、財政政策の効果は大きくなる。
    一方、IS曲線の傾きが穏やかで水平に近い状態にある場合には、財政政策の効果は小さくなる。消費と投資が名目利子率に大きく影響される場合には、財政政策によって名目利子率が上昇することで、クラウディング・アウトされる消...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。