地理学概論第1回

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    資料紹介

    地理学概論第1回 法政大学通信教育課程

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    日本の自然環境は世界の気候からすれば温帯に分類されるが、日本列島は南北に長く、起伏のある山地が連なり、全面積の75%が山地、低地が13%となっている。そのため、関口武氏の裏日本型、九州型、南海型、瀬戸内型、東日本型などに分類している人もいる。
    まず、北海道気候であるが、年間を通して気温と湿度は低く、特に冬の気温が非常に低くなる。夏が短く、梅雨がない。年降水量は日本海側気候を除けば冬の雪も少ない。北海道の内陸部は日本で最も夏と冬の気温差が大きい。
    次に太平洋気候であるが、夏はむし暑く雨が多くなり、内陸では午後の夕立、雷雨を伴う。冬は乾燥した天気が多く、夜間は冷えるため、霜がおりることが多い。一方で南部沿岸地域では温暖なため、無霜地帯が形成される。雨量は北へ行くほど減少し、強度は弱まる。
    日本海岸気候は、冬は雨、そして雪が多く降る。冬の晴天は稀である。特に山間部や標高の高い山地·山脈は多くの積雪となり地形の水環境の礎をなしている。北部では気温が低いが、積雪はあまり深くない。積雪が最も深いのは北陸地域である。夏は、気温も高くなるが雨も多い。春は高温の乾いた強い風が吹く。
    内陸性気候は、湿度が...

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