関節リウマチ

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    関節リウマチ

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    ☆ポイント☆
    [基本]
    関節リウマチとは、全身の免疫の異常にともなって関節に炎症がおこり、関節の腫れや痛みが生じるとともに、徐々に進行して、関節が変形して機能障害を引きおこす病気である。
    [関節周囲の構造]
    関節リウマチは、全身の関節が侵される病気である。関節は2つの骨を連結する部分であるが、骨と骨の間には軟骨と関節液があって、クッションの役目を果たしている。この関節は、関節包という膜のようなものでつつまれていて、その内側は滑膜という線維性の組織になっている。
    [関節リウマチの成り立ち]
    関節リウマチは次の4ステップで進行する。
    ①滑膜は、洋服の裏地のような組織で、関節リウマチでは、この滑膜が侵される。
    ②滑膜炎が生じると、白血球などの細胞が集まり、滑膜の細胞そのものも増えて、滑膜はヒダ状に増殖し、パンヌスという組織を形成する。
    ③このパンヌスが、さまざまな物質を分泌しながら周囲の組織を溶かし、侵食する。
    ④軟骨を溶かし、骨を侵食し、ついには関節を変形させる。これが関節リウマチである。
    [症状:関節]
    初めは関節の痛みや腫れがみられる。手や指の小さな関節からおこって、手首、肩、膝、足首...

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