5 麻痺の観察の手順
確認情報:レベルA
実施者 :看護師
手 順 留 意 点 四肢の麻痺の見方
1)上肢
①バレー徴候
・両手掌を上にして水平挙上し、その姿勢を閉眼で保持させる麻痺側は回内するか、ゆっくり落下する
②アームドロッピングテスト(腕落下試験)
・臥床状態で両上肢を上に持ち上げ離す
麻痺側は抵抗なく急速に落下する
健側は顔面などを避けてゆっくり落下する
③指折り数え試験
・手指を一緒に一本ずつ折り、次に開かせる麻痺側は遅れるか一本一本が独立した動きではない
④握力
・指の動きはあるが、コップなど物が持てない時など、
左右の握力を測定麻痺側は健側に対し数値がかなり低い
⑤手首落下試験(リストドロッピングテスト)
・臥床状態で両手首をつかんで、両腕を持ち上げ垂直に保持すると、麻痺側の手首は下垂する
2)下肢
①バレー徴候
・腹臥位で両側下肢を135℃くらいに開いた位置で挙上させる麻痺側はゆっくり落下する
②フーバ...