空の思想から見るジェンダー観

閲覧数1,959
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    インド仏教の思想で、名称と本質の関わり方、および「空」の思想は、仏教徒の価値関係性において大きな影響を及ぼした。仏教独特の「空」の思想は、差別やジェンダーという問題を抱える現代にも適応できるのではないだろうか。ここでは、仏教では女性がどのように扱われてきたのか、初期仏教、アビダルマ仏教、中観学派のそれぞれにおける思想を軸に考察する。(本文1361字)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    空の思想から見るジェンダー観
     インド仏教の思想で、名称と本質の関わり方、および「空」の思想は、仏教徒の価値関係性において大きな影響を及ぼした。仏教独特の「空」の思想は、差別やジェンダーという問題を抱える現代にも適応できるのではないだろうか。ここでは、仏教では女性がどのように扱われてきたのか、初期仏教、アビダルマ仏教、中観学派のそれぞれにおける思想を軸に考察する。

     初期仏教において、仏陀は生まれによる差別を否定している。苦しみを滅する八つの正しい道を説いた八正道では、あるがままに見ることを意味する「正見」が含まれる。「当時は、生まれによって貴賎が決まるとされたり、その生まれも業(Pal. ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。