教育史リポート 福沢諭吉の教育思想について、著書を取り上げながら説明しなさい。

閲覧数5,897
ダウンロード数52
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    大阪芸術短期大学部通信教育部保育科、教育史リポート、評価A、平成25年度10月提出

    タグ

    日本経営学校政治科学思想平等学習人間国民

    代表キーワード

    教育史

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『学問のすすめ』の著作を出したことで知られている福沢諭吉は同書の初めに書かれている『天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず』という有名な文言は私たちの心の中に自然と根付いてきている。福沢諭吉は人間の自由平等と独立に基づいた啓蒙思想家であり、この『学問のすすめ』に彼の思想が強く表されている。同書を通してすべての人間は平等に学問を受けるべきだと訴えた彼自身は江戸時代の門閥制度の下で、下級武士の生まれであるが故に才能があっても生かされなかった生い立ちがある。彼の父親も要職に就けなかったこともあり、門閥制度に対して『親の仇』と見なしていた。そんな背景があるからこそこのような文言が生まれたのだと言える。さて、彼の思想はどのようなきっかけで生まれて、どのように展開されていったかをたどっていきたい。

     福沢諭吉は三度にわたる西洋行を経て、西洋のすすんだ文明を目の当たりにする。そして『西洋事情』を出版して西洋諸国の政治、経済、制度などを日本に伝えた。教育の面でもすべての人に教育の機会を与えることを主張した。『西洋事情』でも『西洋では所々に学校が設けてあり、男や女でも皆そこで勉強している』ことが書...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。