中央大学法学部 通信課程 法学 2013年 第1課題 合格レポート

閲覧数2,186
ダウンロード数27
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    近代市民法の原理について述べた上で、それがその後どのように修正されたかについて論じなさい。
     近代市民法とは西欧を中心に個人主義を原理としてブルジョワジー(有産階級市民)が資本主義を更に発展、安定させる為に国家からの影響を排除し、法的安定を可能にする原理を持った法のことである。以下近代市民法の成立、その原則、またどのように修正されたかを3点に分けて論ずる。

     近代以前は国王や領主などの特権階級によって多数の市民が支配される中世封建社会であった。一方的に支配される市民は次第に国家や法とはなにかを考えるようになり、国家権力は国民主権であるとする社会契約説が西欧各地で唱えられるようになると個人主義がブルジョワジーを中心に芽生えた。そして市民革命によって国家からの「自由」を獲得した市民が、私的自治を行う近代市民社会を築いたのである。そして有産階級であるブルジョワジーが経済活動を行い、また無産階級である労働者を使用する上で、自己の行為の予測と国家権力の合法的支配を可能にする法の明確化と安定化を要求した結果、フランス民法典に代表される近代市民法は制定されたのである。

    次に近代市民法がいかに法的...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。