近大姫路大学(姫路大学)通信教育学部の合格レポートです。 学習の参考資料としてご活用下さい。
設題1「生徒指導の今日的課題と集団活動の指導について述べよ。」
1990代半ば以降のわが国では「学級崩壊」や「キレる子ども」など、「新しい荒れ」が世間の注目を集めるようになった。わけもなく席を離れ授業を乱す子ども、注意欠陥多動性障害(ADHD)といわれる子ども、教師の注意を無視しておしゃべりを続ける子ども、些細なことで暴力を振るい暴れる子ども、「ムカつく」「イライラする」といった言葉を連発する子どもなど、極端に怒りをあらわにする子どもの数が多くなった。校内暴力や青少年の非行・犯罪も再び増加傾向に転じ、少年非行の「第四の波」として注目されるようになった。
このような現象に並行するかのように、登校拒否・不登校の児童・生徒の比率もかつてないほどの高まりをみせている。
統合失調症などの疾患が原因ではなく、家族以外の人と親密な人間関係を維持できず、就学・就労といった社会参加活動ができないという状態が20歳代から30歳代にかけて数年から10数年以上も続いている例が少なくない。
また、山や海辺でのキャンプに連れて行ってもゲーム機を手放さない子ども、情報やメカニズムには強い関心をもっているが、他...