社会福祉概論
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社会福祉概論の出題基準別過去問題 (第23回用に再編集しアップします)
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1 人名が出てくる問題を集めました
問題
1 パールマン(Perlman,H.)が社会福祉援助活動を構成する要素について述べた,いわゆる「4つのP」というのは1 人 (Person)2
問題(Problem)3 場所(Place)4 過程(Process)である
2 パールマン(Perlman,H.)は、『社会診断』(Social Diagnosis)を執筆して、ケースワークの基礎を確立した。(第20回)
3 リッチモンド(Richmond,M.)は アメリカにおけるケースワーク理論の発展と体系化に貢献した。
4 リッチモンドはアメリカ人で「ケースワーク」の理論を確立した
5 リッチモンド(Richmond,M)はグループワークの理論を確立した
6 リッチモンド(Richmond,M.)は、社会保険制度の理論体系を打ち立てた。(第20回)
7 アダムズ(Addams,J.)はロンドンにハル・ハウスを設立し,セツルメント事業に取り組んだ。
8 アダムズ(Addams.J)-----------------トインビーホールの初代館長(第21回)
9 J.アダムスはアメリカ人で「ハル・ハウス」を設立した
10 アダムズ(Addams,J.)は、事前組織化運動(COS)の指導者として活躍した。(第20回)
11 ベヴァリッジ(Beveridge,W.)は第二次世界大戦中のイギリスで『べヴァリッジ報告』をまとめ,戦後の社会保障政策に大きな影響を与え
た。
12 べヴァリッジはスウェーデン人で「ゆりかごから墓場まで」を提唱した
13 バイステック(Biestek,F.)は個別援助技術(ケースワーク)での援助原則としてよく知られて7原則を提唱したがそれは,個別化,意図的な
感情表出,統制された情緒関与,受容,非審判的態度,自己決定,秘密保持である。
14 コノプカ(Konopka,G.)の14原則は,グループワークの原則である。
15 エリザベス一世はイギリス人で「救貧法」をつくった。
16 ビスマルクはドイツ人で世界ではじめて「社会保険制度」をつくった
17 ドイツのビスマルク宰相は世界に先駆けて介護保険制度を確立させ、その後この制度は、世界の国々に影響をおよぼしてきた。
18 ブース(Booth,C)は貧困調査を実施した
19 ブース(Booth,C,)はイギリスのロンドン市で貧困調査を実施し、貧困の原因は個人の道徳問題が主であることを解明した。(第21回)
20 ラウントリー(Rowntree.B.)は、イギリスのヨーク市で貧困調査を実施し、相対的剥奪による貧困の再発見に寄与した。(第21回)
21 デンマークのリッチモンドは社会福祉援助技術の理論を発展させ、世界の国々に影響を及ぼしてきた
22 留岡幸助は日本の救世軍の創設にかかわり,廃娼運動や禁酒運動などの活動に貢献した。
23 留岡幸助は、救世軍に入り、貧困問題に尽力した。(第20回)
24 石井十次は岡山孤児院を設立した
25 石井十次は、岡山孤児院を創設した。(第20回)
26 生江孝之は『社会事業綱要』をつくった
27 井上友一は済世顧問制度を創設した
28 石井亮一は滝乃川学園を造った
29 横山源之助は『日本之下層社会』という本を書いた
30 糸賀一雄は重度心身障害児の施設である近江学園を設立した。
31 横山源之助は「日本之下層社会」の著作者である。(第21回)
32 バーネット(Barnett,S)----------------YMCAを創設(第21回)
33 ロス(Ross,M)-----------------------地域援助技術モデルの3分野(第21回)
解答
1:○パールマンの4Pと覚えておきましょう。「4つのP」というのは1 人 (Person)2 問題(Problem)3 場所(Place)4 過
程(Process)
2:×ノンストップをしていた人なら、「しめた!」と思った問題ですね。パールマンは、問題解決
アプローチを提唱し、ケースワークを構成する要素として4つのPを挙げた人ですよね。「社会診断」を執筆したのはケースワークの母と言われたリッチモンド
ですね。
3:○リッチモンド・Mさんはアメリカ人女性です。「ケースワークの母」といったらこの人以外におりません。
4:○上記の解説を参考にしてください。リッチモンド・Mさんが何と言っても人名過去問には出題回数はダントツなのがおわかりになると思います。
5:×超有名なリッチモンドは必ず覚えましょう。「ケースワークの母」と呼ばれたのは有名。です。個別援助技術の語源であるケースワークという言葉を最初
に用いたのは、M. リッチモンド・・
6:×イギリスでは、ベバリッジが「社会保険と関連サービス」と題したベバリッジ報告を提言し、多くの国の社会保障の発展に大きく影響を与えました。リッ
チモンドはケースワーク理論の母として有名。ですから間違いです。
7:×J.アダムスはアメリカ人でアメリカのシカゴ市にハルハウスをつくりセルツメント事業をおこないました。ロンドンはイギリスですからここが間違いで
すね。
8:×J・アダムス・・アメリカ人・・シカゴ・・ハルハウス・・・このキーワードを忘れないようにしましょう。トインビーホールはイギリスに建設された
世界最初のセツルメントハウスでバーネット夫妻によって設立されました。介護福祉士の試験でははじめて出てきました。
9:○上記の解説をみたら間違いはわかりますね。J・アダムス・・アメリカ人・・シカゴ・・ハルハウス・・・このキーワードを忘れないようにしましょ
10:×アダムスといえば「セツルメント運動」、「シカゴのハルハウス」、「シカゴ」などが有名です。事前組織化運動にはかかわっていませんから×
11:○この問題はこのまま覚えたほうがいいと思います。
12:×「ゆりかごから墓場まで」は正解ですが、べヴァリッジはイギリス人です。スエーデン人が間違い!
13:○よくまとめてある問題ですから、このまま覚えた方がいいですよ~
14:○コノプカさんはドイツ出身のアメリカのグループワーク研究者でグループワークの14原則を提唱しました。
15:○エリザベスはイギリスの女王様です。「救貧法」は聞こえはいいですが、封建制社会が解体し資本主義社会に移行する時期に、土地を失った農民らが浮
浪民となるのを取り締まるためにつくられた法律です
16:○ビスマルクさんはドイツの宰相(日本でいえば首相でしょうか)。世界ではじめて社会保障制度をつくった人です。
17:×ドイツのビスマルクがしたことは、介護保険制度ではなく、世界初めての老齢年金、健康保険、老妻保険等の社会保障制度を整えたことである。このこ
とは覚えておいたほうがいいですね。この問題は介護福祉士の試験問題にはあまり出てこなかったですが、社会福祉士の試験では過去問題の定番問題です。
18:○ブースはイギリス人ですが、3回にわたってロンドンの労働者階級を中心にすえた貧困調査の実施したことで有名です。貧乏の神様という人もいます
ね。
19:×ブースはイギリス人ですが、3回にわたってロンドンの労働者階級を中心にすえた貧困調査の実施したことで有名です。貧乏の神様という人もいます。
この貧困の原因について低賃金や失業が最大の原因としているので、ここに書かれているような道徳とかいうものではありませんから間違いとなります。
20:×シーボーム・ロウントリー(注意:ラウントリーという書く場合もある)は、ブースのロンドン調査に影響を受け、ヨーク市で貧困調査をおこないまし
た。ここまでは正解ですね。でも次の文書の相対的剥奪というものが間違い。相対的剥奪というのは、自己の置かれている状況を,他人との比較において貧乏
(マイナス)であると感じている状態のいみですが、ロウントリーが発見した貧困は他人との比較しての貧乏の調査ではなく、健康と、労働能力を維持する食料
に注目しての調査でした。う~ん。この問題は難しい・・はじめて介護福祉士の試験にでてきました。
21:×社会保障援助技術の理論を最初に定義づけたのはアメリカのリッチモンドさん。でもリッチモンドさんはデンマーク人ではありません。国と人名を掛け
合わせた試験は古典的だけど覚えておいて損はないです。
22:×留岡幸助日本の社会福祉の先駆者で、感化院 (現在の児童自立支援施設のこと)教育の実践家です。また北海道家庭学校の創始者として有名です。
23:×救世軍といえば「山室軍平」。ですから間違い!
24:○日本で最初に孤児院を創設した人物です。児童福祉の父とも言われています。
25:○有名ですから、このまま頭にいれてください
26:○生江孝之は「日本社会事業の父」と言われ著書の『社会事業綱要』は有名
27:×井上友一は救済事業の精神は、救貧より防貧、さらに教化が重要であると考え、感化救済事業や地方改良運動などを推進した人物です。済世顧問制度
(今の民生委員制度の前進)は岡山県知事の笠井さんが創設しました
28:○石井亮一は日本で最初の障害児施設『滝乃川学園』をつくりました。
29:○このとおりなのでこのまま覚えましょう。
30:×糸賀一雄は知的障害児の施設である近江学園設立したが『この子らを世の光に』という言葉は有名です。
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