佛教大学通信課程の、Z1103教育心理学1 第1設題です。
判定A、くわしくまとまっているとの所見でした。
科目最終試験の際もご参考になさってください。
Z1103 教育心理学1 第1設題
児童期、青年期において社会的認知(社会性の発達、対人関係(親・仲間))の拡がり、自己意識などがどのように変化するかをまとめよ。
児童期は、養育者からの分離が行われる幼児期と、性的成熟が起こる青年期との間にあって、身体発達も比較的ゆるやかで情緒的にも安定した時期である。子どもたちは学校生活、日常の仲間やおとなたちとの交流を通して自らの観点を相対化するようになり、適切な性役割を学習し、道徳性や価値の統一的尺度を身につけ、徐々に独立した人格を形成していく過程にある。また、学校においてまず、基礎的学力(読み、書き、計算)を養うことをめざさねばならないのである。児童期における思考は頭の中で思い描いた具体的な事象を操作するにとどまるが、内言の発達とともに自ら行う活動の意味、結果についての意識が高まり、目的意識をもって行動を選択・決定していく姿勢が形成されていく時期なのである。
児童期における社会性の発達は、学校生活に大きく関係している。入学により、子どもたちは全く知らない大勢の同級生、上級生、また教職員たちのいる学校社会に身をおくことになる。そして授業、学校...